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しかけ絵本 Nur fur brave Kinder 〜お行儀よい子のために〜
1899年初版。
しかけ絵本の元祖、といわれる19世紀に活躍したドイツの絵本作家、メッゲンドルファーのしかけ絵本の復刻版シリーズの1冊。
ページ下の矢印部分を引くと、4つにカットされた絵がスライドして早変わり。夏はボート遊びを楽しんだ湖も冬になるとスケートが楽しめたり、行きはお天気のどかに出かけたけれど、帰りは嵐...など、ガラリと変わるしかけが全部で5つ楽しめます。シンプルだけど、早変わりの仕組みが見事にいきています。
Lothar Meggendorfer ロタール・メッゲンドルファー(1847〜1925)
19世紀の終わり頃“しかけ絵本”というスタイルを確立。子供にも大人にも“本を楽しむ”という喜びを提供してくれたのがメッゲンドルファーだった。当時発表された作品はどれもびっくりするような斬新なしかけばかり。ほとんどの作品が再版を重ねる大変な売れ行きとなった。当時は手仕事で1つ1つを作り上げていたことを考えると、それは驚くべき出版数だったといえる。
11歳の時に観た人形劇に感動したメッゲンドルファーは、芸術の道へ進みたいと考えるが、兄弟の多い末っ子の身では思うようにならなかった。1860年に父親が亡くなり、それまで通っていたラテン語学校から、職人になるための実業学校へ移らざるを得なくなった。そこでの成績は最低で、授業中には絵を描いていることが多い劣等性だったが。スケッチを見て絵の才能を認めてくれた知人がいたおかげで、1862年にミュンヘン芸術アカデミーへ入学。そこで、絵だけでなく音楽の才能も開花し、チターを弾くことが楽しみとなった。
4年後には、著名な雑誌フリーゲンデ・ブレッターの仕事をするようになるが、それに満足していたわけではなかった。当時流行になりつつあった、ビーダーマイヤー期のグリーティングカードや、いくつか出ていたしかけ絵本に魅了され、クリスマスには自分でバネと鋲を使ってしかけ絵本を作り、子供にプレゼントするほどだった。その時に作ったのは、紐を引っぱるとキャラクターたちの手足が動くというもので、この本をきっかけにして、アイデアが湧きだすようになった。
1884年からエスリンゲンのJ.F.シュライバー出版と仕事をするようになり、『Nur fur brave Kinder』(お行儀よい子のために)等の作品を次々に出版。確かなものだけでも32冊のしかけ絵本があるが、1冊あたり6〜8ページとして、当時彼は250近くものしかけを作ったことになる。
登場人物たちのユーモラスな動きはもちろん、動物の表現力も見事。家では200匹のウサギのほか、馬、ヤギ、サルなどたくさんの動物に囲まれて暮らしていたほどの動物好きだったそうで、その観察力が作品にも生かされている。
メッゲンドルファーの作品は、時代を越えた新鮮な魅力にあふれている。
商品コード : 16453 |
価格 : 3,800 円(税込 4,180円) |
ドイツ語版 Lothar Meggendorfer 作 サイズ 【220x248mm】 12p |
ポイント : 83 |
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41pt |
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動物園のサルの檻の前で本を読んでいるおじさんが一人。
下のタブを引っぱると...
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